離乳食はいつから始める?離乳食初期の進め方や食べないときの対処法
出産してからわずか半年。赤ちゃんも母乳やミルクだけでなく、食べ物を食べ始める準備が始まります。赤ちゃんの成長をうれしく思う一方で、初めての離乳食はママにとっても新たな課題になり、どうやって進めていけばよいのかなど疑問が出てくるかと思います。今回は離乳食はいつから、どのように始めればいいのか、何をあげればいいのかなどの離乳食初期の基本と私自身の体験談をもとにおすすめしたい商品や離乳食のコツをまとめました。
離乳食はいつから始める?
一般的に離乳食を始めるのは5.6ヵ月頃からと言われています。それに加えて、下記の発達段階や赤ちゃんの「サイン」をチェックしながら離乳食をはじめていきましょう。
☑首がしっかりとすわっている
縦にだっこした時に首がぐらつかず、自分で頭をを支えられているようであれば大丈夫です
☑補助があればお座りができる
補助ありでお座りができれば、離乳食を受け入れられる段階に成長していると言えるでしょう
☑大人が食べているものに興味を示している
大人が食べているも姿をじっと見ていたり、お口をもぐもぐさせたり、よだれがたくさん出ているなどが興味の現れです。
☑スプーンなどをいやがらない
下唇にスプーンをあててみてください。下で押し返したり、嫌がるうちはまだ食べる準備ができていない可能性があります。
離乳食の目的って何?
☑足りなくなる栄養を補うため
成長とともに母乳やミルクだけでは栄養が足りなくなってきます。離乳食は足りなくなってきた栄養を補う役割があります。ただ離乳食初期はほとんどの栄養を母乳やミルクからとっているため、栄養を離乳食で補おうとは考えなくてもよいでしょう。
☑食べる練習をするため
「飲む」だけだった赤ちゃんは「かんで食べる」ための練習が必要です
☑消化機能を発達させるため
1歳すぎには、形のある食べ物を食べることができて、エネルギーやたんぱく質などの栄養素の大部分を食べ物から摂取できることを目標に、すこしずつ体に慣れさせていく必要があります
その他にも、「味覚を育てるため」「食習慣を身につける基礎になるため」などいろいろな理由がありますが、子どもには個性があり、一人ひとり成長のスピードも異なります。赤ちゃんの様子や便の具合など見ながら、あせらずに進めていきましょう!
離乳食初期はどんなものをあげる?かたさや大きさは?
離乳食の最初の1口は10倍粥にしましょう。お米は消化吸収がよく、アレルギーの心配も少ないです。
その後、離乳食初期に試していく食材としては以下のものがあります.。
じゃがいも・さつまいも・とうもろこし・人参・かぼちゃ・ほうれん草・大根・きゃべつ・たまねぎ・りんご・ばなな
離乳食初期はアレルギーを発症しにくい野菜から、徐々にお豆腐や白身魚などのたんぱく源も与えていきます。
かたさや大きさは、滑らかにすりつぶした状態で、飲み込めるもの(ポタージュ状)にします。
離乳食初期は食べもの本来の味や舌ざわりになれることが大切です。
味付けはしません。
離乳食初期の1回の量と食べさせるタイミング
1日1回小さじ1ずつ(約5ml)始めます。数日ごとに様子を見ながら小さじ1程度ずつ増やしていきます。
食べさせるタイミングは、病院の空いている時間にすることです。なにかあったときにすぐに病院へ行けるようにしましょう。
慣れないうちは赤ちゃんの疲れもたまっていない、午前中がおすすめです。生活リズムにそってあげられるのが良いですが、赤ちゃんのご機嫌をみながらすすめてみましょう。
離乳食初期の進め方
それぞれのステップを 1.2週間を目安に進めていきます。
ステップ1 10倍粥
10倍粥のみを与えます。1~3日は小さじ1、4~7日で小さじ2.3と赤ちゃんの様子を見ながら徐々に増やしていきます。離乳食初期は、栄養のほとんどを母乳やミルクから摂取しているので、無理に量をあげる必要はありません。また食べるからといってたくさんあげすぎてもよくありません。消化機能がまだ未発達なので、毎日少量ずつ与えていきましょう。
ステップ2 10倍粥+野菜/果物
10倍粥小さじ3.4杯に加えて、お野菜に挑戦していきましょう。おすすめは人参・じゃがいも・ほうれん草・かぼちゃ・さつまいもなどです。やわらかく茹でたものをすりつぶしてペースト状にします。果物であればりんごやバナナがおすすめです、
必ず1種類ずつ、小さじ1から進めていきます。アレルギーを発症した場合、どの食材が原因なのかが判断しやすいからです。
最初は便に色がつくこともあって驚くかもしれませんが、緩すぎたり、便秘になっていなければそのまま様子を見ながら進めていっても大丈夫です。
同じ食材を2.3日与え、違うものに変え2.3日。慣れてきたらお粥+2.3種類のお野菜をあげていきます。
ステップ3 10倍粥+野菜/果物+お豆腐
たんぱく源を与えていきましょう。消化吸収がよく、たんぱく源の中では比較的アレルギーを起こしにくいお豆腐がおすすめです。
量の目安は10倍粥小さじ3~5+野菜/果物小さじ1.2+お豆腐小さじ1です。
絹ごし豆腐は滑らかで、あかちゃんも食べやすいですよ♪
スプーンなどで簡単につぶせるので手間がかからず大人としてもうれしい食材です!
ステップ4 10倍粥+新しい野菜や鯛・しらすなど
10倍粥小さじ5.6杯+野菜/果物小さじ1.2+タンパク質小さじ1
旬の野菜など、新しい野菜や新たなたんぱく源に挑戦していきましょう。
いずれにしても新しい食材を試すときは小さじ1を1種類ずつ、2.3日は同じ食材をつづけてあげて様子を見るのが良いです。
野菜は大根・かぶ・キャベツなどもおすすめです。お魚はクセが少ない真鯛やカレイなどの白身魚がおすすめです。同じ白身魚でもタラはアレルギーを起こす可能性があるので、白身魚に食べなれた後、慎重に進めていきます。離乳食後期(9か月頃)を勧めている方も多いですよ。
生後6カ月で始めた場合、上記のようなステップを踏んで1カ月程度で(生後7カ月になる頃)2回食に進んでいいと言われていますが、赤ちゃん様子や便の状態を見ながらな焦らずにすすめましょう♪
我が家は2人とも6ヵ月頃にスタートし、8か月頃に2回食、11カ月頃に3回食とのんびりペースで進ました!
離乳食初期のおすすめメニューと作り方
☑10倍粥
10倍粥とはお米1に対してお水を10の量で炊いたお粥です。大人用のお米をたくときに、湯飲みなどの耐熱容器にお米と水をいれ、炊飯器で一緒に炊けば簡単にお粥ができます。離乳食初期の場合、できたお粥をすり鉢などですりつぶして滑らかにしたら完成です!
まとめて作り冷凍保管する場合も1:10の割合で炊きます。
圧力鍋でつくるお粥は絶品です!大人でもおいしくいただくことができますよ♪
☑野菜ペースト
小さ目に切った野菜を柔らかくなるまで茹でます。その後にすり鉢ですりつぶし滑らかにします。ほうれん草など繊維が残るものに関しては、すりつぶした後に裏ごしして繊維を取り除きましょう。
☑絹ごし豆腐
大人はそのままでもいただくことができますが、赤ちゃんに与える際は必ず加熱が必要です。
湯通ししても良いですが、レンジで加熱してもOK!
耐熱容器にお豆腐と、お豆腐が被る量のお水を入れます。小さじ1.2程度であれば600Wで40~50秒ほどで完成です。中までしっかり熱くなっているかを確認してください。
加熱時間が長いとレンジ内にお豆腐が飛び散ってしまうので、ラップをしたほうがよいですよ!
☑しらす干し
塩分が気になるしらす干しは、湯同士をして塩抜きをしましょう。
しらす干しは量を調整しやすくとても使い勝手良いですよ♪
しらすなどの魚は少し飲み込みにくいかもしれません。お粥とまぜて与えると食べやすいようでした♪
離乳食を始める前に揃えておきたい道具
最低限必要なもの
☑ベビー用スプーン
金属のものは熱の伝導がよくやけどの恐れがあります。またかみかみするので、乳歯を傷付けてしまうことも。離乳食用(赤ちゃん用)の柔らかい素材のものを選びましょう。
☑お食事エプロン
スタイになっているものや、お洋服になっているようなものがあります。
冬場は長そでになっているものがいいですよ♪
また洗ってもどうしても汚れが落ちずらくなってくる素材もあります。100円ショップでも販売されいるので、気軽に交換ができますよ♪
☑割れない食器
食器やスプーンなどを手で払ったり、投げてしまうことも日常茶飯事です。割れない素材を選びましょう。最近ではテーブルにくっつく便利な商品も出ていますよ!
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あったら便利なもの
☑チェア(バンボ・ハイチェアなど)
ダイニングテーブルがあるならハイチェアを、座卓であればバンボがおすすめです!
☑ブレンダー・すり鉢・おろし器
我が家はすり鉢やおろし器は使わず、ブレンダーのみで離乳食を作っていました!
ただ作り置きをせず、毎日作る方はブレンダーだと少量のもにはうまく利用できないので、すり鉢などを使用するのがよいでしょう。
☑保存容器
製氷機で作り置きをする方も!蓋つきのものなども利用してきましたが、私はこちらのリッチェルの商品が一番使い勝手が良かったです♪
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おすすめしたいもの
重複していますが、特に私がおすすめしたいものがこちらです。
☑圧力鍋(蒸し皿付き)
☑ブレンダー
☑ベビービョルン ハイチェア
この3点は離乳食初期から現在まで使用しています(ハイチェアは3歳の次男が使用しています)
特にハイチェアに関しては、遊びに来てくれる小さなお子様をお持ちのママみんなに絶賛されます!また我が子が現在食事中にあまり立ち歩かなかったり、食事中の様子を周りから褒めてもらうことが多いのはこの椅子のおかげかなと思っています♪
ベビービョルン ハイチェア ハーネス付(1台)【ベビービョルン(BABY BJORN)】[ベビーチェア お食事グッズ 家具 ハイチェア] 価格:29,444円 |
圧力鍋やブレンダーも離乳食完了まではもちろん、現在もほとんど毎日といってもいいほど活躍しています!
離乳食をたべない、嫌がるときはどうする?
タイミングを見直してみよう
- 母乳やミルクを与えてから
- 離乳食を与えてから母乳やミルクを
- 母乳やミルクの間に離乳食をサンドイッチ
- 朝寝の後に
この時期のメインの栄養源は母乳やミルクなので、母乳やミルクを済ませてから与えるのも良いです。
それだと離乳食を食べない場合は先に離乳食を与えてから母乳やミルクを与えてもよいでしょう。
また、片方の母乳や半量のミルクを与えて気持ちを落ち着かせてから離乳食、そのあとのこりの母乳やミルクを与えるという方法もあります。
赤ちゃんの機嫌の悪さの原因は空腹と眠気と退屈からくることが多いそうです。離乳食初期のころはまだ朝寝をしている赤ちゃんも多いと思います。朝寝を済ませた後もご機嫌で離乳食をすすめるチャンスですよ♪
我が子の場合、お腹がすきすぎるとご機嫌が悪くなってしまい、離乳食に口をつけられなくなってしまうこともありました。
授乳の時間がだいたい決まっているようであれば、それよりも少し早めに授乳や離乳食を始めるとスムーズにいくことが多かったです♪
絶対という方法はないので、赤ちゃんとママにあった方法を見つけてみましょう!
離乳食をすすめることに一生懸命になり過ぎず、親子で楽しん食事ができるといいですね♪
とにかく褒めよう!
食べたときには大げさに褒めて、喜んであげましょう!言葉がほとんど通じない月齢であっても、ママの喜ぶ姿・表情、声のトーンなどで伝わっています♪
明日がある!今日はあきらめよう!
頑張りすぎなくていいんです。嫌がる赤ちゃんに無理やりにでも食べてもらおうと頑張るのはNG。ママだけでなく赤ちゃんも食事の時間が苦痛になってしまいます。
明日は食べようね!とちょっと声掛けをして、その日はあきらめてしまいましょう!母乳やミルクをしっかりあげて一緒にリラックスしてください。
離乳食作りが大変!ベビーフードを活用しよう!
離乳食初期は1回に食べる量がとても少ないので複数の食材を少量ずつ準備するのは大変ですよね。また、離乳食がなかなか進まない子もいれば、手で払いのけたりひっくり返したりされてしまうこともあります。
生協の宅配サービスでは、原材料が野菜だけの冷凍野菜ペーストが販売されていたり、アカチャンホンポなどの子供用品が販売されているところでも、野菜を乾燥させて粉末状にした野菜フレークなども販売されています。
私自身一人目で初めての離乳食のときは、手作りが一番!という漠然とした考えがあり、慣れない育児と寝不足の体をなんとか奮い立たせ(笑)離乳食作りに励んでいました。
一生懸命につくった離乳食をひっくり返されたりべーと吐き出されることが続いたときにはなんともいえない悲しい気持ちに・・・落ち込んでしまいますよね。
そんな様子を赤ちゃんはしっかり見ていて、さらにご機嫌がななめになってしまうなんてことも。
悪循環になる前に!市販のベビーフードを活用していきましょう!
市販品を使うこと=手抜きなんてことはないですよ☻
私は2人目の時には市販のベビーフードにとっても助けられました♪
うまくいかない離乳食のときにも、気持ちに余裕をもって子どもたちに接することができます。
食事の時間を楽しむことも離乳食の目的の1つです。食事をする時間が赤ちゃんにとってもママにとっても楽しい時間であるように、市販のベビーフードをうまく取り入れストレスを減らしましょう♪
ただ自分で作るよりもお金がかかってしまうので、お粥は手作りで野菜は市販品を、繊維の多い手間のかかる野菜だけは市販品をなど、家計と相談しながらうまくベビーフードを活用していってくださいね♪
まとめ
ただでさえ慣れない育児に奮闘しているママにとっては、離乳食って大変そうと思ってしまうかもしれません。しかし離乳食は赤ちゃんのペースでゆっくり進めていくことが大切です。
一生懸命になり過ぎず、離乳食の時間をコミュニケーションの時間の1つととらえ、気負わずに楽しんでみてはいかがでしょうか。
きっとお子さまが食事をする姿はとっても可愛くて愛おしく、ママも喜びを感じることができると思いますよ♪